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異国迷路のクロワーゼ感想+反省

2011年08月16日 13:29

 今期放送のアニメ『異国迷路のクロワーゼ』はなかなか面白く見ています。19世紀後半の日本からパリへ奉公へ行く女の子の話ですが、日本人とフランス人の文化を対比するだけでなく、19世紀の日本人(湯音)と今の日本人(視聴者)との違いも意識して見るべきだと思います。日本・日本人は戦後急速に欧米化(主にアメリカ化)しました。それは、衣食住だけでなく性格や内面もそうだと思います。湯音がよく土下座をするシーンが目につきますが、誠意を込めて謝るということができる現代日本人はどれくらいいるでしょうか? 思わず言い訳をしてしまう多いのでないでしょうか? 少なくとも私には形見を売るということはできないと思います。また、(あたりまえだとは思いますが)我々が欧米化したと言っても、19世紀のフランス人(クロード)と同じかと言われれば全く違いますよね。
 2者対比ではなく視聴者も含めた3者対比が、このアニメでは面白いのではないかと思います。特に昨今領土問題に始まり、外国人と穏やかでない場面も見受けられ、「日本とは何か?」「日本人とは何か?」を考えながら続きを楽しみたいと思います。


 一方、シンシ的にも非常に注目点の多いアニメです。すでに、Peaceさんがこちらで述べられていますので、簡単に抑えておきます。19世紀後半というのは公衆衛生学が始まったころで、それ以前のヨーロッパではご存じの方も多いでしょうが、排泄物は道へ投げ捨てられていました。日本では排泄物は肥料なのでこのようなことは決してありません。この公衆衛生学発達初期では19世紀後半というザックリした範囲ではまだ道にそれらが散在しているのか否か微妙なところです。湯音が道からものすごい臭いがするという最大級の異文化に直面したのかどうか気になります。


<ここから反省>

 湯音の年齢は数えで15歳、満年齢では13歳と設定されており、「シンシアニメラジオ支部」でも「来るものが来ている」と言い、私も含めその時は誰も疑問を呈しませんでした。実際に2008年の学年別既潮率は中1:83.4%、中2:95.2%です。しかし、人間の初潮年齢は20世紀以降急速に低年齢化しているという事実があります! 1889年というまさしく19世紀後半の日本人女性の平均初潮年齢は14.8歳らしく、「湯音が来ている」という結論に達した我々は非常に安直で、むしろ13歳<14.8歳から考えると来ていない可能性の方が高いと言えます!
 私は原作を読んでいないこともあり、湯音がどれくらいの期間パリに滞在するのか分かりませんが、「パリで初潮を迎える」可能性は舞台が19世紀後半ということを考えるとそこそこの可能性があると考えています(ただ、日本に帰ってからの可能性の方がもっと高そうではありますが・・・)。その場合でも、何かと様々なものを日本から持ってきており、本人だけでなく母親(orお手伝いさんなど)もしっかりしていると思われるので、おそらく用品は持って来ているでしょう。
 19世紀後半の日本とフランスの文化の対比だけでなく現在の日本とも対比するべきとか言っておきながら、重要なシンシ的な問題に対していい加減に捉えて19世紀後半の日本と現在の日本を混同してしまったことは非常に反省すべき点です。もう一度1話から見なおした方がいいかもしれません・・・

参考資料:『発達加速現象の研究―第12回全国初潮調査結果―』http://hiko.hus.osaka-u.ac.jp/hinorin/introduction.pdf
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